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一品 酒処 旬-和食居酒屋-

きちんとした和食を、自分好みのコースで 一品 酒処 旬

きちんとした和食を、自分好みのコースで

 調理場を囲む一枚板のカウンターの存在が、雰囲気に重みと品格を与えている「一品 酒処 旬(しゅん)」。そんなカウンター以外は、ほのかに木の香漂う掘りごたつの個室が6室、という設計。カウンターで店長さんとの会話を楽しむのもヨシ、女性同士の恋バナをして個室で盛り上がるのもヨシ! 姫路駅から歩ける範囲の場所にあっても、ちゃーんと契約駐車場があるので、行動手段が車のみというアナタもご安心あれ。そしてこのお店、予算と希望するお料理を告げると、アナタだけのコースを作ってくれるんです(要予約)。おまけに、どのメニューも値段以上にしっかりとしたボリュームがあるので、『キレイだけど、お腹が満たされない和食にはもうウンザリだぁ~』という人にも打ってつけ。何も構えることなく、普段使いができる和食屋さんです。

もえ「いつからお店をされてるんですか?」

店長「ここに来たのは2008年の6月から。前は福中町で4~5年ほどやってたんかな」


空間にゆとりがあり、ゆっくり飲むには最適なカウンター

UMAG取材陣「この場所って、いろんなお客さんが来られると思うんですが……」

店長「ウチは、泥酔された方の入店はお断りしてる。ウチで楽しく酔っていただくのは良いんやけどね(笑)他のお客様の迷惑になるような状況は絶対に作りたくない。やっぱり、ゆっくりして貰いたいからね。だから、店もゆとりを持たせて造ってて」

UMAG取材陣「確かに。凄く広~いですよね」

店長「このカウンターをもっと端に寄せたら、あっちにテーブルが余裕で置けるんやけど…カウンターでゆっくり飲みたいお客様のスペースと、みんなでわいわい騒ぎたいお客様のスペースを分けたいと思って、こうやって別にしてるワケ」

UMAG取材陣「今日は3,000円で、天ぷら・焼き物・煮物・デザートの4品は必ず入ってるコースを作って頂くよう、お願いしてたんですが……コレ、白子ですよね?」



上:今回の取材でオーダーした3000円コース
(内容はその時の仕入れによって変わります)
下:白子を食べる読者モデルのもえ

店長「今日、たまたま白子があったからね」

一同「おぉ〜ッ!!」

UMAG取材陣「大根の上にかかってるのは、卵ですか?」

店長「これは卵と蟹の身と水菜、それと砕いた唐辛子と柚子胡椒。蟹なんて入れんでエエのになぁ?(笑)」

もえ「そんなことないです(笑)。こういうコースでお願いすると、リクエストしたもの以外のお料理って、何が入るか決まってないんですか?」

店長「うん、毎日仕入れしてて、業者がいろいろ持って来てくれるから、内容は変わるね。食材は余分には置かへん。置いとったら悪くなるやん」

もえ「必要な時に必要なものだけ届く、っていう感じなんですね」

UMAG取材陣「でも、コレ、ホントに3,000円……?」

店長「3,000円! 客単価は3,500円ぐらいが多いかな。ウチは2人合わせて5~6,000円で済む時もあるし……2人で1万円いくお客さんって、あんまりおらへんなぁ」

もえ「えっ、スゴい! 私でも全然イケる!」

UMAG取材陣「和食を食べる時って、食べていいのか分からないものがあるんですよ。そういうのが多いな、ってずっと思ってて……」

もえ「『これは食べるものなのか、ただの飾りなのか、どっちやろ?』って、考えてしまうんですよね~」

UMAG取材陣「そう! でも、このお店はそんなのが全然なくって、『隅から隅まで、全部食べられるわ 』って思えたんです(笑)」


もえ「お休みの日は、食べ歩いて研究されてるんですか?」

店長「それしかせーえんなぁ。ウチと同じ客単価の店には行かへんね。大体1万円以上の店じゃないと、勉強にならんから。そうやって高い店に行って、それより安い値段で同じクオリティのモンを提供できへんかな、っていうのが僕の理念」


女性にうれしい掘りごたつの個室

UMAG取材陣「和食を食べに行く時って、どのお店に行けばいいか分からなくて悩む時、あるよね」

もえ「うん、ちゃんとしたお店に行こうと思ったら、『やっぱし高いやろなぁ~』って思ってしまうから……」

店長「和食っていうだけで高い店って、ようあるやん。例えば、割烹さんで『このコースと同じぐらいのモン出して』って言ったら、普通に8,000円ぐらいするでしょ。その店で4,000円のコース組んで貰っても、『それで、お腹いっぱいになるんやろか?』って、僕は思うんよ。若い子が、なんで冷凍食品ばっかし使ってるような店しか行かんのかって言ったら、ホンマの日本料理というか、それに近いちゃんとした料理が高いから。だから、そういう店に行ってしまう。そういうのがイヤやから、ウチは冷凍食品は極力使ってない。毎日仕入れて、生のを使ってやるようにしてる」

──では、ちゃんとした和食って何だと思われます?

店長「洋風のこと混ぜ入れたり、創作とかをあんまりしてへんヤツちゃうんかな。まぁ、悪くはないんやけど『それは和食やないやろ、創作やろ』って思う。『普通のモンを普通に出したい』っていうのが、僕のモットー。盛り付けとかを豪華にしたからって、値段を高くしたくない。シンプルに出すんが一番やと思ってるんで」

右写真:最初にマンゴーの味がして、後味が梅酒のマンゴー梅酒(600円)。このほかにも紅茶の梅酒や山椒の梅酒もあるそう。

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もえの感想

 ニシンが焼かれてる時から、「脂が滴り落ちてて美味しそうだなぁ~」って凄く気になってたんですよ(笑)。お魚屋さんがその日に仕入れたものを買っているっていうスタンスなんで、やっぱり脂が乗ってて凄く美味しかったですし、このお店に行くと、一番美味しい状態の旬のお魚が食べられるんだなぁっていう印象を受けました。その辺りで8,000円とか1万円とかしそうなのが3,000円で、しかも美味しくてお腹いっぱい食べられるのも凄くよかったです。

 カウンターに一枚板使ってたりとかしてて、お店に入った瞬間から「こだわりありそうだなぁ」って感じてたんですけど、やっぱりいろんなところで一本筋が通ってらっしゃる印象もあって。お値段も凄くリーズナブルでビックリして……「ああ、こういうお店もあるんだなぁ」、「こんなところに、私でも気軽に行けるお店があるんだなぁ」って思いました。

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