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Straw Hat(ストローハット)-英国パブ風のレストランバー-

新・スタンダードの提案 Straw Hat(ストローハット)
長壁神社の斜め向かいにある「Straw Hat(ストローハット)」。しっとりとした落ち着きのある色調の中に、木製のテーブルと椅子が少しカジュアルな雰囲気を醸し出しているお店です。広々とした2階は10人から貸切可能で、CD・MD・プロジェクターの無料貸し出しサービスもあり、二次会に使われるパターンが最も多いとか。  若い女性から70歳を過ぎた粋なおじいちゃんまで(!)と、客層の幅も広いそう。同業者の方も多く来られるだけあって、ドリンクはかなり充実しています。

棚にないお酒も多数あります

──お酒の瓶がたくさん並んでますよね~。全部で何種類あるんですか?

店長「ストックを除いて300本くらいですかね。ウチはスコッチが一番多いんですけど、それだけで120種類くらいですね」

ひろこ「多いですよね、すっごい」

店長「でも、表に出しているのは50~60本くらいで、後はこっそりしまってあります(笑)」

UMAG取材陣「ずっとこの場所でされてるんですか?」

店長「イヤ、ここに移転したのは2007年で、その前は船場のホープ軒とかがある辺りでやってたんです」

ひろこ「……あっ、その時に一度、行かせて貰ったことあります。私、あるバーに勤めてたんですよ。それで『シェーカーの振り方が変わってる』っていう噂を聞いて、それをちょっと勉強しに見に行ってこい、みたいな感じで」

店長「僕は名付けて『3Dシェイク』って呼んでます……って、今つけたんですけど」

ひろこ「あははは(笑)」

店長「今つけたから、また変わるかもしれない」

──では「3Dシェイク(仮)」ということで(笑)


読者モデルのひろことカクテル

ひろこ何かね、音が違うんですよ~。私もそんなに深い知識がないから分からないんですけど、この音は凄いなって」

普通、シェーカーの動きが8の字を描いてるように見えるのは、一定の角度からだけ。それが、この「3Dシェイク(仮)」は、どこから見ても同じ、8の字を描いているように見えるんです!

店長「これは短時間でも拡販率が高いから、ホイップされてるような状態になります。まぁでも、あんまり大したことないんで(笑)」

同業者が偵察に来るほどのこの技、運がよければ見られるそうですよ~。

店長「あとは、ボストンシェーカーっていう大きいシェーカー使って、フレッシュフルーツのカクテルを出したりする時もあるんです」

ひろこ「果汁入りってことですか?」


ひろこをイメージしたカクテル

店長「果汁じゃなくて、一緒にシェイクしちゃうんですよ、果実と氷とお酒と。最後はちょっとだけ繊維が残るように粗ごしして。めんどくさいんですけど(笑)」

ひろこ「わぁ、美味しそう~」

──うむむ、果肉感が残ってるカクテルなんて、気になりますねぇ。お恥ずかしながらワタシ、あんまりバーに足を運んだことがなく、ちょっと抵抗があるんですよ。

店長「よくね、そう言われる方多いんですけど、お酒に詳しいのはバーテンダーだけなんです。一般のお客様は実は詳しい人ほとんどいないんですよ。知らなくても、カウンターに座って『ジョニーウォーカーのグリーン、ストレートで』なんて言ったら、知ってそうじゃないですか。でもその人、それしか飲んでなかったり(笑)。気楽なモンなんですよ、ホントは。知らない状態で来て、自分の好みを言ったら出てくる。それがバーのいいところなんです」

──バーテンダーさんからすると、お客さんが話しかけてきたり質問してくることって、いいことなんですか?

店長「ええ、情報がたくさんある方がこちらも提供しやすいんです。例えば、お酒が強いか弱いかはまず分からないんで」

──バーって静かにしなきゃいけないってイメージがあったんですけど、何でも言ったらいいんですね。

店長「お酒飲むのに、緊張するのっておかしいじゃないですか。リラックスして飲むものなのに。結構みんな、騒いでますよ。あんまりうるさかったら退場ですけどね」

──ホテルでフレンチ・イタリアンの料理人、バーテンダー、パティシエに焼き鳥屋さんなど、10代から多数の経験を持つという店長さん。どうしてこのお店をやろうと思われたんですか?

店長「仕事終上がりにご飯食べに行っても、開いてる店ってないんですよ、遅いですから。あっても、食べるモンはあるんですけど、飲み物が全然ないんですよね。知り合いがやってるバーに行った時は、飲み物はちゃんとしたものがあっても、食べるものがナッツしかない。それで不思議やったのは、料理を一生懸命やってる店はお酒に全然力が入ってなくて、お酒を一生懸命やってるトコは料理が全く手薄。ってことは、両方ってできひんのかな、って思って。両方やった経験がある人間からすると、ただの怠慢やな、って思ったんですよ」

ひろこ「うんうん」

店長「じゃあ、両方できる店を作ればエエやんって思って、独立してやろうって思ったんです。それがコンセプトやったんです」

シェフやバーテンダーの経験があるからこそ、辿り着いたコンセプト。今回お伺いした、お店を開くまでの経緯は紹介しきれず、泣く泣く割愛させて頂きましたが……ベストセラーが1冊、書けるかもです。


写真左より肉のオードブル【コールドチキン、鴨のスモーク、生ハム】、
白身魚と海老のグリル、鯛とキングサーモンと帆立のカルパッチョ

お勧めコース【4人分】

今回のお勧めコースのメニューは、魚のオードブル、肉のオードブル、季節のサラダ、魚料理、肉料理、本日のスパゲティ。ボリューム満点のこのお料理に2時間飲み放題が付いて、通常は5,500円のトコロ、クーポンを使えば4,500円になっちゃいます!

ひろこ「このカルパッチョ、美味しいお肉料理が2種類もあるし、凄い贅沢~。しかも、本格的なお酒が2時間も飲めるなんて」

店長「全種類ではないんですけど、お店でオーダーできるドリンクの8割以上は出せます」

UMAG取材陣「それだけを飲み放題で飲めるお店って、あんまりないですよね」

店長「こっち側ではかなり限定してるんですけどね。でも、数が多いから、お客様側からすると全メニュー飲んでる感覚になれると思います」

UMAG取材陣「人数が多いと、お酒は何でも飲める人や全く飲めない人、カクテルしか飲めない人、いろんな人が集まるから、種類が多いって結構重要!」

仕入れの関係上、2名様以上で2日前までに要予約とのことです。ちなみに、ケーキをご希望される方には、予約をすれば別途料金で作ってくれるとか(10人分で4,000円のホールケーキ1台が目安)。二次会のために作られたケーキの写真を見せて頂きましたが、さすが元パティシエだけあって、可愛らしいデコレーションでした。バーでここまでのケーキを作って貰えるなんて、予想外です!

──お店の雰囲気って、何かをイメージされてるんですか?

店長「特にないですね。よく言われるのが『ブリティッシュパブみたい』。ドリンクもフードもあって、気軽に飲めて、っていうのがパブに共通する部分。『パブ』っていってもあんまり分からんかなって思って、『レストランバー』ってつけてるんだけなんで」


1階内観

──確かに、「いかにも」っていうバーじゃなくて、普通にゴハンもできる雰囲気。きちんと食べられて、きちんと飲めるっていう。

店長「僕はそれが、スタンダードになればいいな、って思ってるんです」

店長さんの経緯もさることながら、その巧みな話術に取材陣一同、笑いっぱなしでした。Straw Hatに来たら是非、店長さんに話しかけてみて!


8

ひろこの感想

店長さんのお話が面白かったですね~。「3Dシェイク(仮)」で作ったカクテルは、口当たりがよくてすっごくクリーミーでした。お料理も美味しくて……シェフでもありバーテンダーでもあるのは凄いな、って思いました。本格的なカクテルがいろいろ味わえつつ、本格的なお料理もしっかり味わえるから、誰でもどんな時でも使えるお店ですよね。


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