UMAG取材陣「2階って、こんな風になってるんですね~。あ、照明に紙が巻いてある」
お座敷や掘りごたつ式のテーブル席は、深い色の味のある竹や木を使った作りになっています。
──お店の雰囲気って、何かイメージされたものってあるんですか?
店長「水をイメージしてるらしいんですけど。ちょっと青い光で」
UMAG取材陣「通路の足元の、この青い光ですね」
ゆみか「凄い独特~」
店長「そうですね……ちょっと変わったものが好きなので」
──「海賊倶楽部」と系列店とのことですが、こちらのお店も、表の人形に名前がついてるんですか?
店長「あれね、『ボブ』っていう名前が付いてるんですよ。スタッフが勝手に呼んでるだけなんですけど。名前を付けよう、って決めたワケじゃなく」
ゆみか「あはは(笑)」
──確かにアレ、目を引きますよね。インパクトがあって。そういうのもお店の雰囲気に合わせて選んで?
店長「そうですね、『面白いな』って、惹きつけられる人形を選んでます」
──接客やお店作りに対して、何か考えられてることってありますか?
店長「特にスタッフの方で意識してるのは、友達や会社の同僚とで、楽しい時間が過ごして貰える場所を貸してるという考え方。ちょっと外で飲みに行くっていうような感覚よりは、どっちかって言うとリラックスして家で飲めるような、そんな感じ」
──外にある自分の部屋、みたいな感じで?
店長「そうです。他の飲食店のスタッフさんに比べて、割とラフな接客っていうんですかね。モチロン、失礼のないようにはしますけど。まず『初めてですか?』って訊いて、一見さんには一見さんの接し方、常連さんには常連さんの接し方で、できるだけ顔を覚えるようにして。スタッフには、お客様との会話をできるだけするように、って言ってます」
ゆみか「へぇ~」
──だからこそ、そういう意味でもあんまり堅苦しくしない。
店長「そうですね。1回来てくれたお客様がウチの店を気に入ってくれて、アルバイトに来てくれたこともあって。面接の時に、見たことある人やなぁって思ってたら『実はこの前来たんです』って」
──えー。それって相当気に入らないとできないことよね。
UMAG取材陣「うん、できないね~」
ゆみか「このエビマヨって、変わった盛り付け方ですよね、初めて見た」
店長「食べるから無駄やって言われたらそれだけになってしまうんですけど、やっぱり何かもう1つ喜びがある方がいい。空間を提供するっていう意味でも『美味しそう』『キレイ』『可愛い』っていうのまで、楽しみのひとつにして貰いたいな、って」
ゆみか「このコース、内容は基本的に同じなんですか?」
店長「ほぼ大体一緒なんですけど、その日の仕入れでカルパッチョとかはネタが変わってきますし、フィレ肉はどうしても入らへん時があったりするんで、2~3品、変更のある時がありますね」
ゆみか「それでもお値段のこと考えたら、大満足ですよね」
店長「平日はドリンクが1杯目1円っていうサービスをしてるので、ドリンク2杯飲んでもほぼ1杯分の値段になりますよ」
ゆみか「私、基本的にビールとか焼酎が好きなんですけど……」
店長「焼酎も女性に飲んで頂けるように、栗とか牛乳、黒糖とか焼き芋とかも置いてます」
ゆみか「変わったの置いてるんですね~」
UMAG取材陣「宴会とかで盛り上がったら、頼んでしまいそう(笑)」
ゆみか「『飲んでみよ』みたいな?(笑)」
──真っ先に注文するタイプです、私……(笑)
UMAG取材陣「このマグカップのは、あったかいお酒ですか?」
店長「いえ、冷たいです。『チョコラテ(580円)』っていうカクテルです」
UMAG取材陣「あったかいんかと思った~(笑)。これ来た時、女性の反応はよくないですか? 『きゃ~』みたいな……私なら言います(笑)」
店長「そうですね、こういうカクテルはあんまりないですからね。ホットも用意できますよ」
UMAG取材陣「あぁ~、それは嬉しいです!」
店長「こっちのは普通に『ゆず梅酒(580円)』なんですけど、普通のゆず梅酒の中に、更にゆずの果肉を入れてるんです」
──うーん、どれもこれも、女性のココロをくすぐるものばかり。片っ端から飲んでみたくなっちゃいます!
店長「これは『スイートポテトのキャラメルアイス添え(580円)』です。冬場のデザートで、ダントツでよく出ますね~」
UMAG取材陣「美味しそう……」
──季節のデザートは、他にどんなものがあるんですか?
店長「夏場やってたのは『クレームダンジュ(530円)』。ムース状のレアチーズにベリーのソースをかけて食べるんですけど……夏場は割とサッパリした甘さ控え目のが多いです。バレンタインシーズンは生チョコ使ってみたり、春先は苺、とかでね」
──そういったメニューって、どういう風に生まれるんですか?
店長「スタッフも若い女の子が多いんで、スイーツの話が多かったんですよ。そういうので、元々お菓子作りしてた子達が集まって、『こういうのでこんなんあるけど、こんなんしてみよか』って。賄い代わりにデザート食べたりする時もあるんですよ(笑)」
ゆみか「えーっ!!」
店長「メニューには載ってない、隠れデザートも7~8種類ぐらいあるんで、お客様がデザートメニューを選んでらっしゃる際に、説明させて頂いてます」
UMAG取材陣「ほとんどの女性の方、デザートを頼まれてるんじゃないですか?」
店長「そうですね、かなり。女性ばっかりのお客様の時は、1人が頼むとみんな頼むような形になりますから。2つ食べられる方もいらっしゃいます(笑)」
ゆみか「あはは(笑)」
UMAG取材陣「いっぱいあったら、1つに絞りきれないよね」
──分かります、分かります(笑)
ゆみか「デザートだけ食べに来るお客様って、いらっしゃるんですか?」
店長「ああ、おられますよ。例えば他の居酒屋さんでお食事だけされて、はしごっていうんですかね。そういう風な感じで、2軒目でちょっとデザートだけっていう。男の人だったら飲みなおすところなんですけど」
ゆみか「そうですね。女の人はデザートで(笑)」
店長「デザートだけで(笑)」
UMAG取材陣「そういう使い方って、オッケーなんですか?」
店長「大丈夫ですよ」
──そうやって夜カフェ使いができるのって、嬉しいですよね~。
ゆみか「ですよね~」
UMAG取材陣「しかも、雰囲気を壊さずに続けられるっていう。普通のコーヒー屋さんとかに行ったら明るかったりして、今まで作ってきた雰囲気が一気に現実に戻る感じがするんです」
店長「やっぱり、そういうところでも利用して頂きたいですね」
ゆみか「男の人がこの店知って、彼女とかに紹介するっていうのもありそう」
店長「ああ、そうですね。だからやっぱり男の人にも気は抜けないです、そういう面でも」
──2007年の春に韓国に進出(!)して、系列店をオープンさせたそうですが、今後、こちらのお店で何か計画されてることがあったら教えてください。
店長「隠れデザートは2008年に始めたばっかりなんですよ。それを更にバリエーションを増やしていきたいし、ドリンクをもっとオリジナル的なもので強く楽しんで貰えるようにしたい。イベント事も、こちらからできるサービスを増やしていきたいですね」
──今は、デザートやケーキをサービスされているとか?
店長「そうですね、キャンドルサービスやったりね。お客様の希望があれば、全席に断ってから照明消して……」
──おおーっ! 結構力入れてらっしゃいますね~。
店長「ハイ(笑)」
誕生日や二次会の場合はケーキを、それ以外でも前日までに予約をすればデザートをサービスしてくれるそうです。バラエティに富んだ食事メニューも多いので、女性だけでなく男性も満足できるお店ですよ。
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スイートポテトは甘くて美味しかったです。周りがカリッとしてて、でも中がしっとりしてて。さつまいものスティックみたいなんがついてたんですけど、それもパリパリして凄い美味しかったです。アイスクリームがプリンみたいな味がしました♥
女の子だけでまた、友達と一緒に来たいなぁと思いました。次来た時は、オリジナルカクテルに挑戦してみたいですね。