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西山珈琲-珈琲豆専門店(自家焙煎)-

多忙な日々の疲れを癒す、贅沢なコーヒーの味わい方は? 西山珈琲

暮らしに、瑞々しさと彩りを

 普段よく飲んでいるコーヒーは、手軽に済ませてインスタントですか? たまにはゆっくり時間を取って、ドリップしたものを飲んでみてはいかがでしょうか。コーヒーにはウンチクが付き物だから、敷居が高くてとっつきにくい? いえいえ、そんなことありません! コーヒーを楽しむことに、ルールなんてないんです。自分流で飲むことも、みんなで一緒に味わうことも、コーヒーの楽しみ方のひとつ。姫路で創業70年を超えるコーヒー豆専門店「西山珈琲」では、コーヒーを心から愛するスタッフと、珈琲鑑定士の資格を持つ店長さんが、素材と鮮度にこだわって、毎日必要な量だけ焙煎しています。


店長と読者モデルのひろこ

──商品は何種類ぐらいありますか?

店長「時期によって増減がありますけども、基本的に豆は20種類以上は置いてます。焙煎も豆によって変えていますね。産地によっても、浅い焙煎が合う豆なのか、深い焙煎が合う豆なのかが違ってくるし。同じブラジルでも、朝煎りと中煎りと深煎り、それぞれ味が違うんです」

──美味しいコーヒーを味わうためのポイントって、ありますか?

店長「まずは、鮮度にこだわった豆を少しずつ買って、古くなる前に飲みきる。それが一番大事なんです。他の商品なら消費期限を凄く気にするのに、何故コーヒーは気にしないのでしょうか。コーヒーは乾物じゃなくて、生鮮食品なんです。コーヒーを飲んで胃が痛くなるのは、古くなった野菜を食べてるのと同じ。当店が毎日焙煎させていただいている理由は、焙煎して時間が経つと、コーヒー豆に含まれる油が酸化していくから。買ったらすぐ密封して冷凍庫に入れて、取り出したらすぐ仕舞う、というのも大事ですよ」

ひろこ「確かに、長いこと放っておいたら、酸味で凄い味になりますよね。」


珈琲豆を焙煎している店長

店長「そうでしょ? それを知らずに酸化したモン飲んでると、『コーヒーの酸味はまずい』って思ってしまう。でも、一度モカを飲んだら『この酸味が美味しい』って言って貰えるんですよね。だから、皆さんの思うコーヒーの酸味は酸化した酸味で、コーヒーそのものの酸味とは全然違うんですよ」

──コーヒーの上手な買い方を教えてください。

店長「『この店のオススメは?』とか、『砂糖やミルク入れるんですけど、それに合うものは何?』とか、そんな基本的なことを訊いて貰っていいんですよ。逆にいろいろ訊いて欲しいぐらいですからね、感想も言って欲しいし。『この前のは苦かった』って言って貰えると、『今日はこうしましょうか?』って言えるから、その人の好みが分かってくる。お客様の好みを把握することも、僕は大事だと思っています。」

ひろこ「実は私、美味しいと思えるコーヒーを飲んだことがなくて……」

店長「初めての方にオススメするのは、バランスが取れてるブラジルの豆です。それを飲んで頂いてから感想を聞くと、その人の好みを把握しやすいんですよ。今からペーパードリップで入れてみますね」


左:「の」の字を書くようにお湯を注ぐイメージ 右:取扱商品の多い店内風景

店長「沸騰直後のお湯を、こうやって真ん中だけを中心に注いで一旦止めます。これは『蒸らし』って言います。次に注いだ時、全体から抽出できるようにするためなんですよ。30秒ぐらい待って膨らみがおさまってきたら、「の」の字を書くように注ぎます。溢れそうになったら止めて、縁にはかけずにゆっくりと……」


長くても3分以内でドリッパーを外して完成

ひろこ「どうして縁にかけたらいけないんですか?」

店長「中で起きてる対流を妨げてしまうんですよ、縁にかけてしまうと。正直ね、最近のコーヒーメーカーは凄く素直に出してくれるんです。でも、蒸らしもできないし、最後まで搾り切ってしまうから味が苦くなってしまうんですよね。だから、こだわるなら、手で入れるのが一番いいんです。3回したら誰でもできるようになりますから」

ひろこ「『最後まで搾り切る』って?」

店長「最後の1滴まで抽出してしまうことです。どんどん苦み成分が出てくるから、長くても3分以内、しずくがまだ落ちてる状態でドリッパーを外してくださいね」

──コーヒーの醍醐味って、何でしょうか?

店長「やっぱり『楽しむこと』、それに尽きます。コーヒーは喉を潤すものでもあるけど、香りを楽しむものでもあるし、口の中で広がりを楽しむものでもある。だからって、『コーヒーはブラックじゃないとアカン、通じゃない』っていうイメージなんて、全然関係ないと思います。砂糖入れた時の美味しさ、ミルク入れた時の美味しさっていうのもありますし。
飲んだときに「ほっ」とするような、心のゆとりを持つためにコーヒーを楽しんでいただきたい。そういう思いでこの商売をさせていただいています。」


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ひろこの感想

 アットホームな感じで気さくに喋ってくださるんで、『来やすいな~、また来たいな』、って思いました。
 コーヒー豆について、こんなに詳しく聞いたのは初めてだったので、この機会に詳しく知れてよかったです。今まではコーヒーが苦手で、「ゴクッ」て、頑張らないと飲み込めなかったのですが、今日試飲させて貰ったのは、ホントに初心者向けで凄く飲みやすくて。クセがなくて酸味も少なくって、苦みもあんまりなくって、もう何の抵抗もなくスーって入ってきて……「全然飲める、また飲みたいなぁ」って思えました。

 コーヒー豆は野菜みたいな扱いで、冷凍保存したりとかっていうのも意外だったし……凄くやってみたくなりました。興味が沸きましたね。


Nishiyama-coffee.com
(西山珈琲)
http://www.nishiyama-coffee.com

珈琲は野菜のような農作物。不作だったり豊作だったりと、価格変動や毎年の出来の善し悪しも影響する。だからこそ、正直な価格で正直な商売をしたい。
そんな西山珈琲のメールマガジンは買い時や、旬な情報が満載でネット通販と連動した企画は必見です。
「通販のお客様は、お顔が見えないので気遣いがひとおし」と言う店長は、焙煎機を前にその日の出荷分を焙煎しながら「少しでも鮮度の高いおいしい珈琲をお届けしたい」と熱い思いを語ってくれました。


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