17年目を迎えた2009’年5月にリニューアルした『ヘア　ワークス　Q(キュー）』は、オーナーとJr.ジュンペーさんという息の合った二人で経営されている、とても居心地の良いプライベートサロン。 「常にゼロからのスタート」という意味を込めて、数字の「０」にリニューアル前の店名「クエスチョン」を意味する「？」を引っ掛けたロゴ『Q』を採用。 木が持つ温かさを活かした空間の中にジャズ、ボサノバ、ヒュージョンなど落ち着いた音楽が流れ、店内のどの位置からでも見えるように配置された水槽が目をひきます。 壁に飾られた（夢）（感謝）（喜）（愛）（望）という文字はお店のポリシーが詰まった言葉。『お客様に感謝と喜びを、髪には愛を、そんな望みを叶える事がQの夢』という意味が込められています。またこの五つの文字には別のメッセージも込められていますので、是非ご来店の際にはよく文字を見つめてみては……。

―お客様の髪に対して一番大切にされてることは何ですか？

オーナー「素材美が一番ですね、料理でも素材をよく知って調理しないと美味しくならないですからね。 素材をキレイにする為・美しくする為に、髪を傷めないことや髪の質感にこだわっています。 お客様には『僕たちと共同作業でキレイな髪を一緒に造っていきましょう』という感じで訴えていますね。 」

―つまり、「美容室でキレイな髪を造って貰う」ということだけに頼らず、『家ではこうしたらいいよ』というようなアドバイスを持ち帰って、お客様自身がしっかり実行することが必要になりますね。

オーナー「そうですね、毎日キレイな髪でいる為にも、『いまお客様の髪はこんな状態だからこういう事が必要です、だから家に帰ったらこのアイテムを使って、こうしてケアしたらいいですよ』というように、お客様がご自身でケアできるようなアドバイスを心がけています」

『ヘア　ワークス　Q(キュー）』　では、日々の積み重ねが明日の自分の髪に大きく影響することをお客様に気づいてもらえるような提案・アドバイスを心がけ、それがお客様の意識改革のひとつのきっかけになることを喜びとしている、とのこと。

―ヘアデザインへのこだわりを教えていただけますか？

オーナー「いつの時代にもナチュラルさと女性らしさを意識し、その人らしさを引き出すこと。プラス、美容室で創ったスタイルをお家でいかに簡単に再現してもらえるかが最大のテーマですね」

―確かに、美容室でセットをしてもらったスタイルをお家で再現するのは難しいですよね…

オーナー「そーですか…それを言われると辛いですね…。　やはりお家でのスタイリングを考えると、徹底したテクスチャー（質感）チェンジが必要だと思いますね。基本的には、お家で使うシャンプーとトリートメントを変えるだけでもグッと質感が変わります。シャンプーやトリートメントの効果は、お客様が考えられている以上に大きい。だからこそ私たちはひとりひとりに合ったものをお勧めしています。もちろん、美容院を出た時のスタイルを再現出来るよう仕上げまで丁寧にアドバイスもします。」

“キュアチェンジ”のあとは引き続き、よりリラックス効果が期待できるというヘッドスパを体験。

かおり「初めての体験で楽しみです」

ヘッドスパではまずカウンセリングを行い、使用するトリートメントを決定。次に専用シャンプーでクレンジングをした後、トリートメントをしてからスパに入ります。スパの際に使用する、頭皮の汚れをしっかり落とす専用ジェルには好みのアロマエッセンスを加えられるという嬉しいサービスが！アロマエッセンスは、シトラス・ハーバル・フルーティから選べます（香りなしもOK)。好きな香りに包まれながらの施術は、より一層リラックス効果を期待できます。

かおり「ヘッドスパって、髪のダメージを抑えるためにするものだと思ってたんですが、そうじゃないんですね？」

ジュンペー「普段お家でもシャンプーやトリートメントをされますよね。自分でキチンと洗っているつもりでも、その洗い残しが頭皮に残っているんです。その他にも毛穴に詰まった汚れ等もキレイに取り除きスッキリさせて、頭皮を健康にするのがヘッドスパ。しっかり耕していない畑にちゃんとした芽が出てこないのと同じで、キレイな髪の毛が生えるように頭皮を健康にしましょう、というものです。ポイントは頭皮ですね。」

専用ジェルを塗布し、頭皮をマッサージしてほぐしていきます。ホルモンバランスやストレスの影響もさることながら、頭皮が硬くなっていると抜け毛が増えやすいんだとか。マッサージの後には、首や目の疲れを和らげるツボなど、11ヶ所のツボをゆっくり刺激。ツボの説明をしながら、痛くないかもキチンと訊いてくれます。髪をキレイにするにはやはり土台が大切なので、こういったヘッドスパも日常的に取り入れるべきだそうですよ。