姫路市内のとある場所に、紹介制度でしか入会できない『隠れ家サロン』「Blue　Moon（ブルームーン）」があります。　ここでは、インド占星術をはじめとする各種ヒーリングセラピーなどが受けられます。今回はその中の一つであるインド占星術とクリスタルヒーリングをご紹介させて頂きます。

──恥ずかしながらワタシ、こういうのはもっとアヤシイものかと思ってました。室内は明るいし、オーナーの佐々木さんもにこやかで……歯医者さんの待合室のような印象です。

もえ「そうそう、ベールかぶってる占い師さんがいるんかな、って思ってました（笑）」

──ではまず、インド占星術をして貰うために、必要なものを教えてください。

佐々木さん「生年月日と産まれた時間と、どこで産まれたか。それを予約の際に教えて頂きます。それによって、ホロスコープに位置する惑星とハウスで運命を読み解きます。」

──占星術と言えば一般的に西洋占星術が有名ですが、具体的にそれとはどう違うんですか？

佐々木さん「一言で言うと、チャートが23度違うんです。例えば、西洋占星術でおひつじ座ならうお座、っていう風に、1ハウスずれる感じで読んでいくんですね。西洋占星術はトロピカル星座、インド占星術ではサイデリアル星座を使ってリーディングしていきます。」

──どうして西洋占星術ではなく、インド占星術を？

佐々木さん「子供の時から占いが好きで、それで、西洋占星術の勉強をしました。でも、自分の人生を遡って星を見ていくと、どうも合わないんですね。それである時に、インド占星術っていうのを初めて知って。そこでね、自分の経歴を合わせていくと、ピタッと合うの。インド占星術には、ダシャーといわれる未来予測のシステムが存在して、人生のどの時において吉兆が現れるかをねそのダシャーによって予測することができるんです。西洋占星術には、このダシャーに匹敵する明確なものは見当たらないんですね。だから、進学、就職、恋愛の時期、結婚、出産とか、嬉しかった時とかね、悲しかった時や大変だった時とかっていうのも、ぜーんぶ、当てはまって。『あ～っ、怖いくらい当ってる～！』って思って興味を持ったのがきっかけなんです。」

──今日は取材前にもえサンのデータをお渡ししてましたが、彼女がどういったタイプかなどは、もう想像ついてました？

佐々木さん「ええ、大体出てきてます。ハウス･惑星・星座の角度から見るのですが、どっちかと言うと癒し系なんですね。それでいて土星の影響も強く、真面目な部分も持ってらっしゃるというか。でもね、激しい部分もあるの。多分、外見と中身が凄く違う方。お仕事については、水星の影響が強く出て、宣伝だったり報道であったり、前に出て行くのが向いています。美容関係も凄く向いていますね、芸術家でもオッケーだし。こうやって星を読んでいくとね、選択肢がたくさんあるんです。ひとつの人生の中で、そんなにたくさんの職業は持てないかもしれないんですけども。金星のハウスから見ると、可能性としたら、そうですね……エステティシャンでもいいですよね。月を見るとサヴィタールという守護神を持ってるので、伝統工芸とかも向いています。手が凄く器用なんです」

もえ「確かに、私はサービス業をずーっとしてきて、受付だとか、お客様のご案内だとか、大勢の前で話しをする仕事ばかりしてきました。あと、趣味の方で陶芸とか、絵を描いたりだとか、細かい作業は確かに好きです」

佐々木さん「全体の星のバランスを見るとね、凄く協調性があるので、1人で何かをするよりみんなと一緒に何かをする。それによって、人生の中で大きな出来事が起こった時には、『みんなで何かをやってる』っていうパワーが出て、乗り越えてきてるんですね。だから、とことんしんどいっていうことも、今まではなかったんじゃないのかなぁ～」

もえ「……ですね（笑）。私はそこまで器用なわけでもないし、特に何かの分野で秀でてるワケじゃないのに、人生のターニングポイント的なところで、『私、運がいいな』って思うことがよくあるんです。職場でも、細かいゴタゴタが全くないんです。上司も自由にさせてくれて、自分の提案に対して全力でサポートしてくれたりとか、みんないい人で嫌な人がいなかったんです。友達もそうですね。そういうのって、何かあるんですか？」

佐々木さん「もえさんはアセンダント（上昇宮）に木星があるんですね。木星は幸運の星なのですが、生まれながらにしてこの木星の守護を持って生まれてきてるんですね。だからどんな困難も吉に転ずる運を持っています。木星に守られているんです。対人関係も円満にいきます。 人に恵まれる運を持っています。惑星の持っているエネルギーの、いいところが全部出てる感じですね。・・・・ただね、言葉には気をつけましょうね。言葉はキツクないですか？」

もえ「……（苦笑）。キツいです」

佐々木さん「知らないうちに人を傷付けたりしてるところがあるので、たくさんの人と一緒にお仕事されていく中で、そこをちょっとだけ気を付けられたらいいかなぁと思いますね」

もえ「よくね、いい意味でも悪い意味でも、素直って言われます。あとで後悔することも、たまにあって」

佐々木さん「うんうん。でも、周りの人たちを和やかにするっていうエネルギーを持ってらっしゃるので、バランスは取れてるんじゃないでしょうか」

──職業についてのアドバイスには、自分の中で選択肢にないものもあると思うんですよね。こうやって「こういうのも向いてますよ」って言われるのは、本人の視野が広がるきっかけになるというか。

佐々木さん「私が星を読むのは、可能性に気付いて欲しいからなんですよね。『あなたにはこういう可能性があるよ、でも決めるのはあなた』っていう感じで。言葉にはマイナスが入らないようには、気を使っています。『コレがダメだ、この時はダメだ』って言うんじゃなくて、『不可能を可能にするには、こうしたらいいよ』、みたいな感じでね。みんな、たくさんの能力を持ってらっしゃるんですよ。それを充分に発揮して、ホントにいい人生にしていって欲しいなぁと思って、本人が潜在意識で求めている真実を引き出していく、っていうことに徹底しています。」

──ヒーリングもされてるそうですが、どんなものなんですか？

佐々木さん「特別に厳選されたパワーストーンを使っています。アロマもセラピーグレードランクを使用しています。日常生活の出来事の中で無意識にチャクラや経路・エネルギーフィールド（オーラ）に貯めてしまった溜め込んだ感情（ブロック）ネガティブエネルギーを取り除き、活性化していきます。」

──そもそも、ヒーリングってどんなタイミングで受けるのがいいんですか？

佐々木さん「心身ともに疲れている時や、いろんなことをしても肉体・感情の改善がみられない時。ただ、病気の人は病院に行ってもらうのが一番ですけどね。あとスピリチュアルエネルギーを高めたい方。でもその方が望む時にしかヒーリング効果はおきないですね。」

──運命の流れと、自分の持ってる気の流れって、接点がありそうですね。

佐々木さん「ありますね。」

もえ「ヒーリングって、自己啓発のようなものですか？」

佐々木さん「そうですね。ヒーリングは本来持っている自然治癒力・潜在能力を高めることを目的としています。」

──見えない分、分からない分、自分の常識にはないものがありそうで、面白そうだなと思いました。

佐々木さん「見えない分、分かりやすく説明したいなっていうのもあるんですが。その本来持ってるものを引き出していこう、っていう感じです。クライアントさんの中には国家試験を受験するためにヒーリングで潜在意識を高めにこられる方もいらっしゃいました。あとで『合格したって連絡が来て（笑）』その時は私も一緒に感動しましたね」

──結局それって、こういったものに頼り切るってことではないんですね。

佐々木さん「そうですね。自分自身が責任を持って自分の人生を歩んでいく。私はそのためのお手伝いですね」

右上：「テラグラムセラピー」・・・体の7つのチャクラ（エネルギーポイント）にメノウのスライスを乗せて、エネルギーの調整を行うセラピー。施術中に目を閉じると、光が見える人が多いとか

右下：「クリスタルアーキパンクチャー」…尖ったクリスタルのエネルギーで手足のツボを刺激して、精神を安定させるというもの。痛みなどはなく、東洋鍼灸の要素が取り入れられているとか。中国鍼の10倍以上の効果が認められ、イギリスでは保険が適用されています。

インド占星術：世界最強のヴェーダ（インド）占星術ソフト『シュリ・ジョーティ・スター』を使用しています。製作者のアンドリュー・フォスはカナダ人です。アンドリューの天才性はプロの間でも絶賛されており、欧米ではプロのヴェーダ占星術家はこのソフトに乗り換えています。未来予測にすぐれていることで有名なヴェーダ占星術では、各種分割図、各種ダシャー、アシュタカヴァルダ、シャドバラ、トランジッド、その他多くの計算が必要となり、精度の高さと操作性から世界市場に流通しています。

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