オープン10年目の2007年に、神屋町から移転した「bes general market(ベス ゼネラルマーケット)」。マックスバリュ宮西店のそばの大通りからチョコっと西に入ったこのお店、棚から天井から商品がわんさか並んでいます。 お店の広さ以上に商品数があるのに、ディスプレイに圧迫感はナシ。その理由は、数々の地元有名飲食店のプロデュースをしているデザイン事務所、「アトリエベス」の直営店だから?
ひろこ「移転先って、ここだったんですね~。移転する前、よく行ってました。以前はもっとカエルグッズが多かった気が……」
店長「前の時はカエルコーナー作ってたんですけど、今でも結構点在してるんですよ。あっちとか、こっちとか……こことか」
──確かに、あっちこっちにチョコチョコいますね~! 何匹くらいいるんですか?
店長「えぇーっ……何匹くらいるんやろ? 数えられないわ(笑)。カエル、好きなんです。カエル可愛いよ~、カエルは」
そういえば雑貨の好きな人って、カエル好きが多いかも(私的統計)。
店長「ウチのイチオシは『ミルクベルリン』ですね!」
斬新な配色が特徴のこのブランドのバッグは、ドイツの工房で手作りされていて、テントにも使われる丈夫な素材を使用。ショルダー部分はシートベルトと同じ素材だから、強度もバツグンです。棚一面には、クレヨンが散らばったようなビビッドカラーがズラリ。
店長「私、めちゃくちゃ好きなんですよ、コレ。これだけの品を店に並べてるのは、日本でウチだけじゃないかな? ウチほど仕入れているお店はないと思う(笑)」
サイズやデザインも豊富で、その数は60を超えるとか! そのため、遠方からの問い合わせも多いそうです。
ひろこ「可愛い~。これだけあったら迷いますよね」
店長「置ききれなくてね(笑)。まぁでも、そのぐらいあった方がいいでしょ? 毎シリーズ40柄くらい出てくるんですけど、ほとんど1回きりで終わるんですよ。だから常に新しい色と柄が出てくるんで、ダブルでは置かないし、リピートもききません」
──つまり、気になった時が買い時ですね。
店長「ユニセックスなデザインだからね、男の子でも女の子でもいけるの。一見、すんごい派手ですけど……肩からかけるとホーラ、カワイイ!」
ひろこ「……あっ、めっちゃカワイイ、コレ! ヤバイ、ヤバイ」
──あれぇっ、バッチリ似合ってる!
ひろこ「私、普段は水色とか選んだりしないんですけど、似合ったっていうのがビックリ~」
店長「『こんな色好きじゃない』とか『この色は苦手』っていう色でも映えるのが、このミルクベルリンの魅力。意外に服も選ばなくて、私も売ってて不思議だなって思うけど……何でこんなに何にでも合うのかな、って」
ひろこ「見てる以上に、自分で試してみたら実感しますね。愛着沸くのも、何か分かります」
店長「で、こっちは文具。このフェルトアニマルシリーズはロングセラー商品です」
モコモコした指人形みたいな動物達は、ボールペンカバーでした! ひとつひとつの表情が微妙に違う、茶目っ気たっぷりのこの商品、他にキーホルダーもあるそう。確かコレ、編集部の誰かのデスクでも見た気がするなぁ~?
店長「この辺はポーチ。結構置いてるよ~」
──あっ、このがま口ポーチ、かわいい~!
店長「メチャクチャ便利ですよコレ、私も使ってるんですけどね。こっちはインテリアもの」
ひろこ「わぁ、こんなカーテンタッセル見たことない~」
店長「こっちはキッズコーナー。小さいお子さん連れも、ウチは大歓迎してます」
──店内中央にはアニメが流れている一角があり、思わず座りたくなっちゃう小さな椅子が。
店長「これは代官山発のアクセサリー」
──小ぶりでシンプルなデザインがいいなぁ♥普段使いに大活躍しそう。
グラス、器、時計、照明、オモチャ、他いろいろ。バラエティの豊富さは文句ナシ! ラコステ、カクタスといった男性にも人気のブランドや、デザイナーの1点モノのアイテムなども勢揃い。特に、小さな工房で手作りされた商品が多いそうです。
店長「デザイナーはアーティストとは違う、って言葉があるんですよ。お客様の要望に応えられるのがデザイナーで、自己満足で商品を作るのはアーティストであると。やっぱりお客様が喜んでくれるようなものを作りたいし、お客様が喜んでくれるような空間を作りたい。ホントはもっと格好よくしようと思ったらいくらでもできるけど、お客様の居心地が悪かったらダメじゃないですか。我々はデザイナーに徹して、決してアーティストにはなってはいけない。そういう精神が根底にあるんです」
──「雑貨屋をやりたい」という長年の夢を形にされた店長さん。商品を説明して頂く時の店長さんの眼差しを見てると、『あぁ、商品それぞれに思い入れがあるんだな』ということをひしひし感じました。苦労されることってありますか?
店長「常にお客様の立場に立って『自分でも使ってみたい』って思えるものを選ぶようにはしてても、人の好みって十人十色だから、偏らないようには気にしてるかな。あと、セレクトショップやインテリアショップみたいな格好いいショップする気はなくって、どっちかっていうと、ホントにざっくばらんな店にしたい。とにかく来て楽しんで、お腹いっぱいになって帰って貰えたらいいかな。だから商品もいっぱい置いてるの」
──これだけの数があったら、一日遊べますよね。
店長「うん、1個ずつ手に取ったら……アイテム数、何千はあるね」
ひろこ「長いことお店にいて探さないと、見付けられないような面白いものもいっぱいあるから、絶対飽きない。どんな人でも何かひとつは『これ、イイ!』っていうのが見つかりそうです」
店長「でしょ?(ニヤリ)」
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店員さんも、すっごい気さくです。お店が移転する前、初めて会った時から『姉ちゃん!』『あぁ~、また来たんや』っていう感じで仲良くなって、彼氏へのプレゼントとか、いろんな相談に乗って貰ってました。
今日ここに来て、幸せなキモチになりました!移転前に比べて、いいところを残しつつ、万人ウケするところもあって、幸せ度がアップしてました♥満たされましたね。ブックマーク必須のベスゼネラルマーケットの直販サイトは、まるで雑貨の紹介雑誌のよう。
リアルのショップをイメージした、ワクワクする店造りは特集記事があったり、ピックアップで超キュートな商品を取り上げたりと、見ているだけでも思わず笑顔がこぼれます。
商品紹介ページでは、全商品5カット以上の写真で紹介。スタッフさんのコメントが、!?で…とにかく必見です。
サイトでお気に入り商品をチェックしてお店へゴーな使い方だってオススメです。