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紬(つむぎ)-お寿司・一品-

今もなお、発展し続けるパンの文化を支えていく 手作りパンの店 ピノキオ

暮らしに、瑞々しさと彩りを

 竹薮のようなエントランスが迎えてくれる、福中町のお寿司屋さん「紬(つむぎ)」。川の流れをイメージしたという曲線が描かれた床と、ぐっと落とされた照明とが相まって、店内全体にはモダンでスタイリッシュな雰囲気が醸し出されています。プライベート感を重視して、席はカウンターと個室のみ。個室はテーブルと掘りごたつのお座敷で構成されていて、それぞれ少しずつ趣きが違います。落ち着いた飲み会・ちょっと特別な日のデートは勿論のこと、婚礼の顔合わせに使われることも多いとか。
 ランチは、メインが、お寿司・お刺身&巻き寿司・天ぷらの3種類のコースが2,100円から。夜のコースは4,200円からですが、予算に応じて、食べたいもののオーダーが可能なんです。
 重厚感のある空間で、寿司職人によるお寿司が食べられるお店……となると、どうしても尻込みしがちですが、どうやらもっと気軽に使えるお店のよう。ふらりと寄って、チョコっとだけ食べる。そんな使い方をしちゃっても、いいみたいです。


川の流れをイメージした店内は、
居るだけで心地が良い

──私のイメージする「お寿司屋さん」とは大分違っていて、お店に入ってみてびっくりしました。お店の造りがかなり個性的ですね。

店長「川が流れるようなイメージで設計して貰ったんです。すぐ近くで14年ほどやってて、そこから移転して3年経つけど、パッと見たら雰囲気が高そうに見えるらしくて……おまけに寿司屋というイメージも、まだあんまりないみたいで」

──お寿司屋さんのお寿司って、ただでさえ高価なイメージがある上、こういう雰囲気だったら尚更、値が張るんじゃないかと心配しますが……。

店長「それは食べ方・呑み方の問題。1万2万で帰りはる人もいれば、1,000~2,000円で帰る人もいますよ」

──ええっ、1,000円ぐらいで帰っちゃってもいいんですか?

店長「大丈夫ですよ。巻き寿司1本だけ食べて帰る人もいるもんね。『ちょっと小腹空いたから、巻き寿司だけ食べて帰るわ〜』って」

UMAG取材陣「一番お安いお寿司って、やっぱり巻き寿司ですか?」

店長「巻き寿司やね。あ、でもいなりは1コ105円。だから、いなり3個ぐらい食べて、お茶飲んで帰ってもエエんですよ」

──えーっ! そんなに気軽に寄れるものなんですか?

店長「元々、寿司屋ってそんなモンやから、自分の好きなモンをちょっとだけ食べて帰る人もおってやし。昔はそうやったんですよ、好きなモンをひとつつまんで、スッと帰るの」

──じゃあ、しっかり食べたい時の平均予算って、どのくらいですか?



カウンターで上にぎりの盛り合わせを試食

店長「ランチで人気の『寿司御前』なら、寿司7貫・付出・小鉢・茶碗蒸し・赤出汁・サラダ・お吸い物・アイスクリームが付いて2,100円。夜だったら大体、4200円・5250円・6,300円のコースがベースですね」

みか「一番人気のネタって何ですか?」

店長「ウチやったら、やっぱり蒸し穴子かな。基本的に冷凍は使わんから、穴子も極力、生の穴子です」

──お寿司って、食べ方のルールがあるんですよね?

店長「あるだろうけど、別に気にしたらアカンのんちゃいます? 好きなモンを好きなように食べたらエエんちゃうかな。まぁ、昔は『白身から順番に』って言ってたけど、関係ないと思う。それに、料理屋さんっていろんな料理が出るけど、お寿司屋さんやったら『お刺身とお寿司だけで軽く』っていうのもいけるしね」

UMAG取材陣「じゃあやっぱり、お寿司が食べたかったらお寿司屋さんに行くべきなんですね」

店長「そうやね。料理屋さんの場合、昆布締めなんかが特にそうで、思い切り締めて固く締めてしまうクセがあるから、巻き寿司を巻いても固い。でも、寿司屋はふわっと巻く。そうすると、勝手に海苔が締まってくるからね。だから寿司屋の手と料理屋さんの寿司は、全然違うんです」

UMAG取材陣「へぇ〜。お寿司って、お皿に合わせて盛るんですか?」

店長「あんまり考えてないけど……。『これやったら、この皿に盛ろか』、っていう感じかなぁ。やっぱり、それはその人の感性ですね。結局、寿司の盛り付けって、お花と一緒。花にしても料理にしても、基本的には一緒やからね」

──海外のお料理の技を取り入れることはあるんですか?

店長「昔は創作料理も考えて実際にやったことあるけど、それでもやっぱり元へ戻ってしまいましたわ。だから、できるだけ原点に戻ろうと思ってやってます」


左:焼き穴子の押し寿司も人気 右:お寿司に合う焼酎や日本酒が豊富

みか「季節のオススメってありますか?」

店長「冬はフグとかカワハギとかやね、春になったらメバル。夏はやっぱりハモかな。寿司屋のメニューはその時期の旬の魚を持ってくるだけやから、メニューは考えてへんね(笑)。居酒屋さんとか料理屋さんみたいに、あれこれメニューを考える必要ないからね、頭いらんのよ(笑)」


テーブルの中央には着物の帯を使った装飾が

UMAG取材陣「でも、値段が分からないお寿司って、不安で注文し辛いんですよ」

店長「イヤ、『いくらですか』って訊かれたら、『○○円ですよ』って言いますし、『○○円でして貰えませんか』って値段言って貰ったら、その値段に合わせるようにするし。3,000円のモンでも『1,500円でして』って言われたら、量を半分にして出したらエエことですからね。だからお客様も、『こんだけで作って』って言えばエエんやから」

UMAG取材陣「あ、その食べ方だったら、安心できます」

店長「そうやって言うのは恥ずかしいことじゃないですよ、慣れたらカンタンやし。それにね、ウチは、お客様の希望に合わせて作る店やからね」

──そう言って貰えると、気負わずにお寿司を食べに来られそうです。

店長「元々は大衆のモンやからね。適当、適当。そんなに難しく考えんでエエんですよ(笑)」


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みかの感想

 雰囲気がすっごいキレイで、外から見た時も『……おぉっ』っていう、高そうな感じやったんですけど、中も、店長がおっしゃってた川の流れる感じっていうのが、床のタイルに出てて、凄いキレイですね。
 お寿司、メチャメチャ美味しかったです。もう……言葉が出ないくらい美味しいです。見た目も凄いキレイし、食べやすい大きさやな、って私は思いました。海老も姿ごと出てくるのが凄い高級感があって、なのに、店の感じほど高くなくて来やすいと思います。


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