まりこ「あっ、この噴水、爽やかで可愛い~」
店長「それ、メッチャお客様が触られてますよ」
まりこ「私も触ってます(笑)」
お店の造りが面白くて、かなり個性的ですよね。キョロキョロして、いろんなところを見たくなります。「何があるんだろう?」とか、「あ、ココはこうなってるんや」とか。
店長「スタッフみんなで内装をやったんですよ。アイデア出し合って」
木柱が黒く塗られ、ロープや電気コードがむき出しなトコロも、手作りの秘密基地っぽくてワクワクさせられます。靴を脱いで上がるロフト席は、店内を見渡せる観察ポイント!
UMAG取材陣「内装って、オープンから変わってないんですか?」
店長「イヤ、変わってます、コロコロ変わってますよ。色を全体的に変えてしまったりとか」
──ある日突然、雰囲気が一変するのも面白みのひとつ。ところで、入り口の人形、あれってよく目立ってますね~。
店長「あの人形ですか? アレはね、『まさお君』」
──まっ、『まさお君』?
まりこ「日本人なんですか?(笑)」
店長「海外から来たんです。何で『まさお君』かは分からないんですけど(笑)」
──店内にも人形、ありましたよね。
店長「トイレの前の、ですか? あれは『黒田君』。10年くらい前からお店にいますね」
──こっちは『黒田君』ですかぁ(笑)。
UMAG取材陣「昔、『黒田君』って、外にいませんでした?」
店長「はい、そうなんですよ」
まりこ「ええーっ!」
──何でトイレの門番になったんですか?
店長「『まさお君』が来たからじゃないですかね?(笑)」
まりこ「世代交代かぁ~」
まりこ「私、前に来たことあって、その時はどんなお店か全然知らなくって。あのインディアンみたいな方……『まさお君』でしたっけ? 彼が表にいらっしゃったから、アメリカンなお店なんかな、って思ってたんです。で、入ってみたら『あ、意外』と思って。ホンマに海賊がおりそうな感じだったんで、それだけでテンション上がりましたね」
店長「初めて来られた人は、割とビックリされますね」
──どういうお客さんが多いんですか?
店長「平日は、若い女性が多いです、カップルとかも。金・土・日は、団体の、サラリーマンさんとか学生さんとかですね。年齢層は結構幅広いです。割とみなさん、ワイワイ楽しんで頂いてますよ」
店長「平日は、2杯以上飲まれた方の1杯目のドリンクを1円にサービスさせて頂いてます」
まりこ「お酒~♥ 私、お酒大好きなんです! ここって、お酒の名前が変わってますよね」
店長「オリジナルのお酒は、名前もスタッフが考えてます。この黄色いのが『カリブの海賊』」
まりこ「まだ夕方なのにスイマセン、イタダキマス……あっ、甘くて飲みやすい。入ってるこの赤い実って、何ですか?」
店長「これはラズベリーやクランベリーの実ですね」
まりこ「コレ、この実が口に入ってきた時に違う味がするから、面白い」
店長「この辺のオリジナルカクテルはよく出ますよ。こっちの白いのが『モテ薬』です」
まりこ「私、メッチャ飲んで帰らなアカンのちゃうん……(笑)」
──イヤ、それは私の方だと思うぞ。
UMAG取材陣「頼む時にチョット勇気がいるというか、恥ずかしいなって思ってしまったんですけど……」
まりこ「言うのがちょっとね~」
UMAG取材陣「『モテ薬ください』って言うのが(笑)」
まりこ「『モテたいんかい!』みたいな(笑)」
店長「この『モテ薬』、合コンでよく出ますよ。特に週末は、合コン多いですね~」
まりこ「そう言えば私が来た時も、隣も下も合コンで。『いいわね、入りたいわぁ』って全員で言ってました(笑)」
店長「……合コンがしやすいんですかね?」
UMAG取材陣「きっとそれって、お店の作りが相手を惑わせるからかも?(笑)」
『居酒屋コース』は8品で(人数によっては7品になる場合アリ)、内容は全て日替わりのお楽しみです。驚くべきは2時間飲み放題がついて、破格の3,500円! 金・土・日曜日・祝日・祝前日以外であれば、2時間半にして貰えるとか。前日までに4人以上で要予約とのことです。
まりこ「ヤバイ……めっちゃ美味し~♥ このエビマヨを包んであるヤツって、もしかして食べられるんですか?」
店長「はい、食べられます。見た目も楽しくて食べてもオイシイ一品ですね」
まりこ「こういうの、好き~♥ エビマヨってどこにでもあるメニューだけど、凝ってるし、このサックリしたカンジがイイ! 海老もプリプリでイイわぁ~」
UMAG取材陣「お皿も大きいのとか、いろいろありますね」
店長「お皿は、インパクトがある面白い形の方がいいかな、って思って。みんなで買いに行ったりもしますし、誰かが買いに行ってくれたりもしますよ」
まりこ「さっきからお話聞いてたら、スタッフさん同士がメッチャ仲よさそうなカンジがします」
店長「仲いいですね~。面白くやってますよ」
──そちらのお料理は何ていうんですか?
店長「これは、『ささみのとろけるチーズフライ』です。これはよく出ますね~。割とチーズが好きなお客様が多いみたいで」
まりこ「チーズはいいっスよね(笑)。『とろける』って言われた時点で、お腹が空いてきますもん」
──あ、チョット分かる(笑)。チーズはいいよねェ~。
UMAG取材陣「もしかして、フードメニューの名前も変わってたりします?」
まりこ「表の黒板に『うわさのエビマヨ』って書いてあったのは、さっきのエビマヨのことですよね?」
店長「はい。それだったら、『しおじいの焼きそば』とかも変わってますかね」
UMAG取材陣「そういう名前も、スタッフのみなさんで考えられるんですか?」
店長「そうですね~」
──こういうトコも、合コンでよく使われる理由なのかもなぁ。こんな名前ひとつでも、盛り上がりますもんね。
まりこ「うん、メニュー見てるだけで、ひとつ話題ができるもん」
誕生日と結婚式の二次会に使う場合は、予約すればオリジナルケーキのサービスもあるとか。ドリンクメニューには例の彼の名前があるので、忘れずチェックしてみて。最後は『まさお君』に話しかけたりして、ゴキゲンなまりこちゃんでした。
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地下にあっても普通の居酒屋さん、っていうのはありがちなんですけど、こうやってウキウキするまでっていうのはあんまりないと思うし、個性的で手作り感が出てるところがいいと思いました。みんなで手作りって、やっぱりスタッフ同士が仲よくないとできないことだと思うんで。仲がいいから、お店の中の雰囲気もいいし。
あのピザは飲みたい人にもしっかり食べたい人にも、メッチャいい存在。『ささみのチーズフライ』は、チーズ好きにはタマランと思いますね。