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気軽に食べれるこだわりの一品

フランス料理の堅苦しいイメージを一新したフランス料理SUIMUは、オーナーのこだわりによって店舗デザインからお客様への気配りまで、トータルプロデュースしています。まるで宝石のような一品一品をお楽しみください。

(写真上)新鮮なエビと鮭を余すことなく使ったカルパッチョ。白ワインにも合うさっぱりした味わい。

「カジュアルな服装はNG?」「コース料理だと高そう…」「フランス料理のマナーがきちんとできない」…など、フレンチって聞くと、なんだか敷居が高くて、なかなかお店に行く機会がないもの。そんなイメージを持ってもらいたくない、気軽にフレンチを愉しんでもらいたいというスタンスが、フランス料理SUIMU。

(写真右)色鮮やかなトマトとアスパラを添えた、スモークサーモンの半生焼き ポーチドエッグ添え

コース料理の内容は、その日に取り寄せた食材に合わせて日ごとに変更する体制なので、旬の新鮮な料理を堪能することが出来ます。二度と同じコース料理を味わえないことが、ココSUIMUのこだわりと熟練のスタイル。他のレストランでは考えられないようなものがお皿にのることもしばしば。グラスワインの品揃えも抜群です。雰囲気はアールヌーボー調の、クラシックでシックな雰囲気。皿もすべてマーク入りの銀器と金器。グラスもバカラの店のマーク入り、と、こだわる所は妥協することなくこだわり、気軽さもなくさないよう気配られた、洗練された贅沢を味わえます。

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お客様に気軽に来店していただいて、フランス料理のイメージを変えて帰っていただきたい、そんなコンセプトから、店内の雰囲気も一流を感じさせながらも、堅苦しくならないように気配りがなされています。

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スイーツにもこだわりを見せているSUIMU。フランスをはじめ、世界各国のショコラティエがずらりと顔をそろえるチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」出典作品や、お客様アンケートを定期的に行って、店内人気ランキングを月一回更新して、お客様の満足を第一に考えています。
また、SUIMUではフランス料理以外で11時~16時まではカフェとしての顔もあります。カフェではチョコレートの販売も行っており、カフェ内に併設されているチョコ販売コーナーでは、シェフのこだわりが薫るチョコレートを一粒からオーダー可能。ジュエリー同様の職人技に裏打ちされた最高級のハンドメイド・チョコレートが、ショーケースの中で宝石のように光輝く姿には、思わずため息が。甘さ控えめなチョコレートも用意されているので、甘い物はちょっと苦手。という方にも楽しんでいただけます。


(写真上)フランスをはじめ、世界各国のショコラティエがずらりと顔をそろえるチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」出典作品。目を閉じてもショコラの香りに包まれる、幸せを感じるストロベリーソースのフォンダンショコラ

対談
インタビュー写真01

--私たちにとってフランス料理とは、「カジュアルな服装はNG?」「コース料理だと高そう…」「フランス料理のマナーがきちんとできないと行けないのでは」というイメージがあって、なかなか気軽に立ち寄れない、敷居の高いもの。さらに加えて店内の雰囲気がキレイでキチンとした服装のスタッフがずらりと控えていると、ますます近寄りがたい世界に思えます。そんな感覚を変えようとおもったきっかけとは、一体どんなものだったのでしょうか。

オーナーシェフ大野(以下 大野) 私の場合、皆さんと同様にフランス料理にはさっきおっしゃったようなイメージがありました。「特別な祝い事でしか行けない」「高くて軽い気持ちでは食事に行けない」「ちょっとオシャレして行かなければならない」…といった。で、その感覚は誰でもいつの間にか持ってしまっているもので、間違った感覚ではないと思うんですよ。でも、本当はそんな近寄りがたい空間でもないのに、勝手にイメージが先走りしちゃってるのって、なんだかもったいない気がしませんか?美味しいものを食べたい時に食べに行く。おしゃれな空間で大切な人と食事をする。それだけのことなのに、何を気を使ってるんだろうと。シェフになる前の、若い頃から常にそんなことを漠然と考えていたんです。フランス料理でも実際は、やっぱり敷居の高いお店が多くて…。そしたら、自分がそういった「敷居の高い空間」を「敷居の低い空間」に変えてやればいいんだ!と思ったのがきっかけで、今の道に進んでいるんですよ。

--単純な発想の転換で、道を切り開かれたわけですね。

大野 ほんと単純というか、純粋にフランス料理が好きで、もっとたくさんの人に味わってもらいたいっていう気持ちが先行しただけなんですけどね。現状を変えるのは難しくても、自分で作りあげることは簡単なんじゃないかって。実際作り上げることは簡単ではなかったわけですけど…。

--そういったきっかけでSUIMUは築き上げられたわけですけど、フランス料理と一緒に、昼の時間にカフェもされてるのはどういった趣旨があったんですか?

インタビュー写真02

大野 私自身、チョコレートが大好きなんですよ。ただ、それだけです。チョコレートの甘い香りが自分の好きな空間に漂うって、すごく幸せなことじゃないですか。どうせやるなら、とことん好きなことにこだわってやろうと思って。それに昼にカフェに来た人が「今度夜にも来るよ」って言ってもらえることも、嬉しいことに少なくないんですよ。そういってもらえるってことは、カフェも少なからず「フランス料理へのきっかけ」になっていることに。カフェに行きにくいって人はなかなかいないですしね。で、チョコレートに関しても私自身のこだわりがあって、各国のショコラティエがずらりと顔をそろえるチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ」に積極的に出典していて、その作品を多くの方に食べて楽しんでもらいたい気持ちもあるんですよ。


--なるほど。大野シェフのこだわりがたくさん詰まった店舗なんですね。

大野 そうなんですよ。さらにはお気づきかと思いますが、グラスやお皿、内装デザインに至るまでかなりこだわっってるんです。一流のものを使おうと。でもそこで「高そう」とか「キレイで使いにくい」となってしまったら全く店舗コンセプトとかけ離れてしまうので、十分にプロダクトデザインを考慮しましたけどね。デザイナーさんとは意見のぶつかり合いは絶えなかったです。

--大野シェフ自身もデザイナーと同様に店舗全体をプロデュースされた印象を受けました。

大野 やっぱり自分の意見は取り入れて作り上げていきたかったですからね。たくさんのスタッフに支えられながらSUIMUは今の人気を誇っているんだと思います。

プロフィール写真

取材を終えて…

私もSUIMUの大野シェフからお話を聞くまでは、フランス料理ってなんだか高くて食べに行きにくい世界って思っていました。でも取材を通して、たくさんの宝石のようにキレイで可愛いお料理の数々を見ていたら、やっぱり気軽に食べに行きたいなあって感じました。私達にも気軽に行けるって思えるSUIMUさんは、とても気配りの利いた、新しいフランス料理のスタイルを築きあげているんだと思います。私はチョコレートが大好きなので、フレンチを食べる以外でも、フラっとチョコレートを買いに来たいです。


プロフィール写真

フランス料理SUIMU
大野勝也シェフ

辻調理師専門学校フランス校を卒業後、マルメゾン(成城)、ホテル西洋(銀座)で修行。
1991年:渡仏、アンフィクレス(2つ星)、ジョルジュ・ベルニュなどの有名店で修行。
1992年:26才でヨーロッパで最も権威のあるコンクール「ガストロノミックアルパジョン」で優勝。
1995年:日比谷「レ・サヴール」のパティスリーシェフに就任。
現在は「ル パティシェ タカギ」、「ル ショコラティエ タカギ」のオーナーパティシェとして活躍中。
日本洋菓子協会指導員


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